日本で一番雨量の少ない市町村は?
気象庁の年降水量の平年値の記録(データは気象庁の過去の気象データ検索のページから取得)では、北海道北見市の常呂が年降水量で700.4mmで最も少なくなっています。下の表(年降水量の平年値の下位20地点)と気象庁の 降水量平年値分布図( 旧平年値による降水量平年値分布図が見やすい)を見ればわかるように日本で降水量の最も少ないのは、北海道の北東部で、網走・北見・紋別地方を中心に、年降水量が1000mm未満となっている地域があります。
本州で最も降水量が少ないのは、長野県の東信・北信地方の一部で、上田 890.8mm、長野 932.7mm となっています。
雨が少ないことで有名な瀬戸内海沿岸の地域の年降水量は、最も降水量の少ない岡山県玉野で1003.9mmと1000mmを少し超えており、北海道の網走・北見・紋別地方や長野県の一部より多くなっています。
各地点の年降水量の平年値については、年降水量(平年値)ランキングのページを参考にしてください。
年降水量の平年値の少ない方から20地点
順位 | 観測地点 | 年降水量 (mm) | 統計期間 | 資料年数 |
---|---|---|---|---|
1 | 北海道オホーツク地方常呂 | 700.4 | 1981~2010 | 30 |
2 | 北海道オホーツク地方留辺蘂 | 701.9 | 1981~2010 | 30 |
3 | 北海道オホーツク地方湧別 | 715.5 | 1981~2010 | 30 |
4 | 北海道オホーツク地方美幌 | 716.5 | 1981~2010 | 30 |
5 | 北海道オホーツク地方生田原 | 730.7 | 1981~2010 | 30 |
6 | 北海道オホーツク地方境野 | 733.5 | 1981~2010 | 30 |
7 | 北海道オホーツク地方東藻琴 | 756.8 | 1981~2010 | 30 |
8 | 北海道オホーツク地方小清水 | 757.0 | 1981~2010 | 30 |
9 | 北海道オホーツク地方北見 | 763.6 | 1981~2010 | 30 |
10 | 北海道十勝地方本別 | 772.0 | 1981~2010 | 30 |
11 | 北海道オホーツク地方斜里 | 778.7 | 1981~2010 | 30 |
12 | 北海道オホーツク地方網走 | 787.6 | 1981~2010 | 30 |
13 | 北海道オホーツク地方遠軽 | 794.5 | 1981~2010 | 30 |
14 | 北海道オホーツク地方佐呂間 | 795.6 | 1981~2010 | 30 |
15 | 北海道十勝地方陸別 | 799.8 | 1981~2010 | 30 |
16 | 北海道オホーツク地方紋別 | 810.1 | 1981~2010 | 30 |
17 | 北海道十勝地方上螺湾 | 811.2 | 1983~2010 | 28 |
18 | 北海道十勝地方足寄 | 815.3 | 1981~2010 | 30 |
19 | 北海道宗谷地方宗谷岬 | 832.0 | 1981~2010 | 30 |
20 | 北海道十勝地方駒場 | 840.7 | 1981~2010 | 30 |
出典
気象庁 過去の気象データ検索のページ
気象庁 降水量平年値分布図